BeagleBone BlackにUbuntu+WindowManager(LXDE)を入れてみる

そろそろBeagleBone BlackにAngstrom Linuxではなく、Ubuntuでも試したいなと。

調べると、(たとえばこのサイト http://www.armhf.com/index.php/boards/beaglebone-black/)
BeagleBone BlackのUbuntuOSイメージにはX-Windowsが入っていない。
というか、極限まで削りたかったのか、もう、ただの素のUbuntuカーネル
(後で気づいたけど、gccもmakeも入ってないよ!どういうことだよ!!ってなりました。)
俺はWindowsで飼いなされているので、Xは無くても良いけど、入ってると便利なこともあるよなぁ
と思って、Xを入れてみました。
Xを入れるのにはここのサイトを参考にしました。
http://circuitco.com/support/index.php?title=Installing_LXDE


最初はUbuntu13.04に一所懸命に軽量WindowManeger、今回はFluxbox入れようと頑張りましたが、
結局だめでした。

症状としてはXを立ち上げたとたん、カーネルログに残らないハングの仕方をするというもので、
FluxBoxを立ち上げるとすぐにハングし、超軽量WMであるTWMであればそれなりに起動しているが、
結局グラフィカルな負荷がかかるとハングしました。
(xloadで負荷を見ていて、処理が重いという感じではなく、うまく行ってるのにスポンと落ちる)
こんな感じで(実はここまで来るのに丸二日かかりましたorz)

憶測で語るのは良くないですが、なんだかメモリリークとかしてるんじゃないかなぁと思ったり。。。

途方に暮れ、調べたところどうやらUbuntu13.04はグラフィック周りのバグが多いとのことでした。
先程の http://circuitco.com/support/index.php?title=Installing_LXDE の中段に


NOTE: LXDE on this version of Ubuntu(13.04) is very buggy. Issues include a long boot-up time, missing mouse cursor, and the taskbar may fail to show up after login

と書いてありました。

訳すと、
注意:ubuntu13.04のLXDEはバグまみれです。不具合として、起動時間が必要以上にかかったり、マウスのカーソルが表示されない、ログイン後にタスクバーの起動に失敗するなどなど。。とありました。

ということで、あきらめてマニュアル通りに12.04にLXDEを素直に入れました。


まずmicroSDubuntuイメージを焼きます。容量は、4GB以上のものが好ましいと思います。
BeagleBone Blackの公式サイトを参考にします。
http://beagleboard.org/Getting%20Started

手順としては、windows disk imagerをインストールして、OSイメージをmicroSDに書き込みます。

このmicroSDをあとはBeagleBone Blackに差し込んでブートすれば勝手にmicroSDからOSが起動します。

ユーザーとパスワードは


User:ubuntu
Password:ubuntu


です。これでログインが出来ます。

で、前置きが長くなりましたが、CUIが起動したら、後は以下のコマンドを打つだけ。


sudo apt-get -y install lxde lxde-core lxde-icon-theme


インストールには約30分ほどかかりますので、終わったら再起動してください。
これで勝手にXが立ち上がると思います。


手順としては以上です。


ちなみに、どうせSSHでログインして開発するし、毎回毎回GUIが勝手に起動するのも重いし嫌だという方は、


cd /etc/init
mv lxdm.conf lxdm.disabled


と打ってください。

こうする事で、起動時にLXDEに関する.confが読まれずに起動するので、無駄な処理をしなくて済みます。
.disabledという拡張子に変えたのはなんとなくです。個人で好きなように変えてもらって結構です。


また、チョロッとXを立ち上げたい場合は、

sudo lxde

で立ち上がりますのでご安心を。


いやー自分で何でもかんでもやろうとしても良い事無いですね。ちゃんと調べましょう。という教訓でした。