BeagleBone BlackのeMMCから、OSイメージを丸ごとバックアップしてみる。
BeagleBoneBlackはボード上のeMMCと呼ばれる記憶領域からLinuxをブートしたり、
microSDにOSイメージを書き込むことでブートできたり、別のLinuxディストリビューションを
eMMCに書き込むことができたり、さまざまな事ができます。
今まで、初期状態からeMMCに入っていたAngstromLinuxで開発していたので、
これまでの開発データはすべてそこに入っています。
そこで、そろそろバックアップを取って他のことしたいなぁと思ってきたので、やってみました。
ちょっとしたデータのバックアップというより、中に入っているシステムイメージを丸ごと
別のmicroSDに焼いてしまおうという荒業なので、この記事を読んで生じたトラブルに責任は持てません。
あくまで自分用のメモ程度だと思ってください。
BeagleBoneBlackにはmicroSDの差込口がありますが、今回は使わずに、
外部給電タイプのUSBハブにSDカードリーダを挿してmicroSDを認識させました。
microSDの容量ですが、eMMCと同じ2GB以上あれば問題ないでしょう。
今回は4GBのものを使いました。
まず、microSDが認識されたかdmesgコマンドでデバイス周りのカーネルログを見ます。
無いとは思いますが、もしmicroSDが自動的にマウントされていたらアンマウントしてください。
dfコマンドでマウントされているか分かります。
(追記:新しく買ってきたBeagleBone Blackは勝手にマウントされました。2013/8/31)
BeagleBoneBlackのeMMCに焼かれているシステム全体は、mmcblk0と呼ばれる領域に
入っているみたいなので、それをそのままddコマンドでmicroSDに書き込んでしまいます。
今回はmicroSDがsdbと認識されたので、
dd if=/dev/mmcblk0 of=/dev/sdb
と書いて実行しました。
sdaと認識されることもあるので、きちんとdmesgコマンドでデバイスのカーネルログ見た後、
/devのディレクトリを確認してから行ってください。
時間としては1時間くらいかかりました。
ddコマンドの取り扱いには何度も言うようですが、十分注意してください。
このあと、このmicroSDをBeagleBoneBlack本体に挿して電源を入れて、
ちゃんとmicroSDからブートすることが確認できました。
以上、誰かの参考になれば。